HOME 高校受験まるわかり 公立高校の入試の仕組みを知ろう!【神奈川県編】2011年度版 前期選抜はこう実施される!【神奈川】2011年度版

 

入試まるわかり
栄えある合格を勝ち取るために 公立高校の入試のしくみを知ろう!【神奈川県編】
前期選抜はこう実施される!

「調査書」と「面接」の結果をもとに総合的選考が行われる選抜です。高校によって作文、自己表現活動、実技検査を課すところでは、その結果も選考資料となります。合否は、事前に公表される「前期選抜の選考基準」に基づいて総合的に選考されます。

中学校長の推薦書が不要で、だれもが志願できる「自己推薦型入試」といえます。出願に際しては「自己PR書」(クリエイティブスクール・相模向陽館高校では「課題レポート」)を提出します。これは、「自分のよいところ」「入学を希望する理由」の2つを記入するもので、面接の参考資料となります。なお、志願変更はできません。また、前期選抜の合格者は後期選抜には志願できません。

募集枠は、後期選抜も合わせた全体の募集人員の20~50%の範囲内で定められます(クリエイティブスクールは最大80%)。全般的に、合格難易度が高いとされる普通科高校では、その割合は低めに設定されています。

■「前期選抜の選考基準」例
(総合的選考の方法一部抜粋要約・2011年度実績)

【鶴見高校】

選考資料の扱い

調査書の評定 (2年次の9教科評定合計)+(3年次の9教科評定合計)×2をA点とする。[135点満点]

調査書の記載事項等 生徒会役員6点、学級代表など4点、部活動のいずれか上位の実績(県大会出場6点、県大会上位入賞8点、関東大会出場10点)、3年間継続して部に加入4点、部活動の部長6点、特記事項記載者10点、以上の合計点をB点とする。[40点満点]

面接 評価の観点(志望の理由、中学校での部活動・生徒会活動・学校行事の取り組み、高校での部活動・生徒会活動・学校行事への意欲、高校での学習意欲)に基づき4段階で評価し、合計点をC点とする。[20点満点]

選考方法

前期選抜募集人員の20%=B点とC点の合計点にA点を加味して選抜。前期選抜募集人員の80%=A点,B点,C点の合計点により選抜。

※ 面接では、各高校の「評価の観点」に基づき、3~5段階に評価されます。

作文

題目やテーマなどについては、検査当日に指示される場合と事前公表されている場合があります。テーマや文章などに対する自分の意見を述べるパターンが多く、志願動機にかかわる内容を書く場合もあるようです。

自己表現活動

自分の個性や中学校での活動や実績などを踏まえて、高校でどのような学習をしたのか、どのような高校生活を送りたいのかといった抱負や意欲を述べるパターンがある一方で、与えられた課題に対する記述やスピーチを求める形式もあります。さらには、与えられたテーマに対するグループ討論や論述など、出される課題は高校によりさまざまです。

実技検査

美術・デザイン系はデッサン、音楽系は独唱または演奏、体育系は選択したスポーツ種目の技能検査など、国際関係は英語による問答、工学系は工作・スケッチといった具合に、専門となる学科やコースの内容に合わせて能力や技能が検査されます。

【注意】学区制度について

県立高校と横須賀市の市立高校はすべて、県内のどこからでも志願できます。

横浜市立の高校においては、全日制では横浜市立横浜商業高校商業科以外のすべての学校および学科、定時制では横浜総合高校がそれぞれ横浜市内全域を学区とします。また、川崎市立の高校においては、全日制・定時制とも普通科の高校が川崎市内全域を学区としています。

市内全域を学区とする高校を、学区外の者が志願することもできますが、入学者数を制限する枠が設けられています。全日制の課程では募集定員の定められた範囲まで、定時制の課程では募集定員の8%までとなっています。変更などもありうるので、受験時には各高校等に問い合わせるようにしましょう。