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中学入試まるわかり
おさえておきたい!中学受験の基礎知識
3.卒業までにかかる費用はどのくらい?

中学入試は、受験生本人の努力もさることながら、保護者のサポートがなければ成功しません。お子さんが受験するにあたって、保護者としていろいろな面を考慮して心構えをしておく必要があります。

「公立校への不安」、「中学受験ブーム」などの保護者の一方的な思いで受験を決めたりせず、お子さんと協力し合って受験を乗り越えてください。

保護者の立場として…

保護者として最も気になることのひとつに「お金」のことがあげられるでしょう。 下の表を見てください。公立中学へ通った場合と私立中学へ通った場合の学習費にはかなり差があります。 特に入学初年度は、私立中学は公立中学の3倍以上のお金がかかっています。ちなみに表中の「学校外活動費」とあるのは、家庭教師や学習塾、スポーツ・芸術を含めた習い事など学校以外での活動にかかる費用の合計額です。 どの程度の費用が毎年発生しそうなのかは、事前に計算して把握しておくのがよいでしょう。

中学受験は初めて。費用はどれくらいかかるのかしら?
公立中学/私立中学に通った場合の学習費の違い (単位:円)
公立1年目 私立1年目 公立中/年平均 私立中/年平均
学習費総額 487,687 1,491,463 480,481 1,236,259
学校教育費合計 195,199 1,204,087 138,042 946,594
授業料 413,087 412,279
修学旅行・遠足・見学費 10,362 44,932 25,300 54,972
学級・児童会・生徒会費 5,623 11,417 5,299 11,281
PTA会費 4,228 14,090 4,069 13,340
その他の学校納付金 6,536 377,713 6,555 219,619
寄付金 28 4,940 54 2,157
教科書費・教科書以外の図書費 5,833 13,897 4,448 10,891
学用品・実験実習材料費 36,200 45,462 20,961 30,420
教科外活動費 43,368 64,169 28,778 47,392
通学費 14,812 86,257 8,520 78,585
制服 48,637 95,758 20,547 46,765
通学用品費 15,539 24,412 9,642 13,473
その他 4,033 7,953 3,869
5,420
学校給食費 38,112 619 37,430 590
学校外活動費合計 254,376 286,757 305,009 289,075

(文部科学省/平成20年度「子どもの学習費調査」より)

[教育費] 塾・家庭教師・模擬試験の受験料などの費用も必要となります。
[受験料] 多くの学校が2万円以上としています。複数校受験ではその数倍必要となります。
[入学金] 初年度納入金は数十万~百万円強必要です。さらに任意ではありますが、学校への寄付金などが必要になる場合もあります。
[学費] 1年単位で考えがちですが、中高一貫校なら6年間の総額、さらに大学卒業までも含めた費用を考えておきましょう。
[その他] 通学の交通費がかかることは当然ですが、お子さんの成長にあわせて制服の買い換えが必要になることもあります。
Focus! 受験から入学まてにかかる費用

1 受験料

中学入試の受験料は、一般的には受験校数分、複数回受験すればその分必要となりますが、複数回受験に関しては割引制度を設けているところも多くあります。たとえば、跡見学園では、受験料は25,000円ですが、1~3回のうちいずれか2回同時郵送出願は40,000円、1~3回同時郵送出願は50,000円と回数が増えるほど割引率が高く設定されています。さらに足立学園、国士舘などのように複数回同時出願は2回目以降無料という学校や、複数回受験者の合格後の回の受験料は返還する学校もあります。学校詳細ページで志望校の受験料を確認してみましょう。

2 入学手続き時納入金

入学手続き時納入金には、入学金のほか、施設設備費などが含まれます。合格が決まったら、入学手続き時納入金を納めることになるのですが、他校の受験も配慮して、その一部を納入することで入学手続きを受け付ける延納制度を導入する学校も増えています。この場合、他校(多くの場合、第一志望校)の合格発表後に残額を支払うかどうか決定することになるわけですが、あらかじめ延納期限が設定されているので注意が必要です。また、入学手続き時には全額納入させて、入学辞退をする場合に返金を行う学校、分割納入を認める学校などもあります。

初年度納入金

初年度納入金で確認しておくべきことは、その内訳です。納入金に含まれる項目は学校によりさまざまですから、授業料のほかにどの部分までが含まれているのか募集要項で確認しておいてください。項目として施設維持費、修学旅行積立金、制服代、教材費、実習費、給食費、水道光熱費、生徒会費、後援会費などがあります。授業料の納入方法は、年度始め一括払い、分割払い(毎月、半期、四半期、指定回数払い)などがあります。さらに入学後は学校指定品(上履き、体操着など)の購入、行事費、寄付金(任意)などが必要となることもあります。